話題のトヨタ86に試乗してみた

フォルクスワーゲンの話題ではありませんが、今話題のトヨタ86に試乗してみました。

試乗した86のグレードは、GT Limitedの6ATモデル（305万円）です。

シートに座ってみると、トヨタ車の中で最も低いドライビングポジジョンと言うだけにかなり低く、シートを一番低い位置にセットすると、ボンネットは全く見えません。

シートポジションやミラー類を調整した後、早速スタートしようとしましたが、ATのシフトブーツのおかげで、シフトゲートがどのようになっているのかわからず慣れるまでは、ちょっと戸惑います。

乗り心地は、私にとっては固過ぎはしませんが、結構固めです。

ハンドリングを試すために、コーナーがあるコースの試乗を選んだのですが、前方にノロノロ走行するトラックがいたので、残念ながらコーナリングをしっかりと確認することはできませんでした。

エンジンパワーに関しては、上まで回したわけではありませんが、トルクがある感じではなく、でもパワー不足でもない感じです。

一番気になったのが、アクセルを開けた時に吸気サウンドを楽しむために「サウンドクリエーター」なる装置で、吸気音をコックピットに響かせるものです。

トヨタ自慢なのかも知れませんが、私は安っぽいプラスチックのエアークリーナーが吸気音で響いてるようにしか感じませんでした。

私の今まで所有した車と比較すると、レガシィGTと比較すると圧倒的にパワー不足ですし、初代ロードスターの様に車が軽く自由に動く感じもありません。

正直言って、ちょっと期待はずれの感じです。

やっぱり、86はノーマルではなく、カスタマイズする車なのでしょうか？

しかし若い人に、この300万円の車は高いような気がします。

セールスマンも話していましたが、AE86を知っている四十代や五十代が昔を懐かしがって所有する車なのでしょうか。

私だったらこの価格帯だと、ポロGTIとかミニ COOPER Sを選択するでしょうね。

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