安全な階段3(階段幅、手すり編)

安全な階段の最終編は、階段の幅や手すりについてです。

階段の幅は一般的な尺モジュールで設計すると、柱の芯~芯間が910mmですので、実際の有効幅は750~780mm程度になると思います。(建築基準法では、住宅の場合750mm以上)

我が家の場合、以前住んでいた家がメーターモジュールだったので、柱の芯~芯間が1000mmで設計してもらいました。(但し、踊り場の一部は910mm)

階段の幅は大きな問題にはならないと思いますが、手すりに関しては少し気を付けましょう。

こちらは、現在仮住まいしている妻の実家の手すりです。

安全な階段3(階段幅、手すり編)

問題は四角な形状ではなく、端(エンドキャップ)がオープン形状になっていることです。

旧我が家もそうでしたが、端がオープン形状になっていると、服の袖口が引っかかり転倒の危険性があるからです。

LIXIL製品などは、手すりの接合部を含めて、袖口が引っかからない形状になっているので安心です。

安全な階段3(階段幅、手すり編)

しかし、デザイン優先でこちらのような手すりを選ぶ時は気を付けてください。

安全な階段3(階段幅、手すり編)

手すりの高さは、大人の場合700~800mm程度なので、その中間の750mm前後が標準的だそうです。

安全な階段3(階段幅、手すり編)

階段の手すりについては意外に多くの注意事項があります。以下のサイトに詳しく説明があるので参考にしてください。

参考サイト:手すり・バリアフリー商品の格安ネット通販/階段手すりの位置・高さ

「階段の手すり」について調べていたら、手すりは「内側」それとも「外側」のどちらに設置するのかの疑問が芽生えました。

私は「外側」が当然だと考えていたのですが、色々な意見があるそうです。

その中の意見として「下る時に利き手(右側)に手すりがあるべき」との説明がありました。

我が家の場合、外側に設置すると下りで右手になるので、問題なかったと安心しています。

参考サイト:教えて!goo/U字階段の手すりは、内側?外側?

階段の安全性について調べてみると、色々なことを知り、色々な発見をしてしまいました。

階段の設計については、施工会社に任せきりになる場合が多いかも知れませんが、階段は危険が多く潜む場所です。

「幼い子供の利用」「お客様の利用」「荷物を持っている時」「夜間の利用」「若い時は良いけど歳をとった時」等を考えると、安全な設計には超したことはありません。

ある設計士のブログで「自分で設計した住宅で施主様が(死亡)事故を起こすのは絶対にさけたいので、必ず安全な設計(階段など)をする」の文章を見た時、なるほどと思ってしまいました。

階段以外にも、家庭には色々な場所に危険が潜みますので、家を建てる時には見た目だけでなく、安全性についても十分検討しましょう。

【お詫び】建築学を学んだことのない私が作成した記事ですので、間違った内容が含まれるかも知れません。間違った内容のご指摘やご意見などがあれば、コメントお願いします。

3 Responses to “安全な階段3(階段幅、手すり編)”

  1. しまじい より:

    自宅での事故死って新聞にあまり載らないだけで
    実際はかなりあると言われてますね。

    ある設計士さんのブログでの
    そのような考え、思い・・解るなー。

    • tetsu より:

      そうそう、交通事故は新聞に掲載されるけど、自宅の事故は掲載されないですから。

      自宅の事故では、死にたくないですよね~!

  2. しまじい より:

    自宅で一人いた時だったら 誰も・・  (ll゚Д゚) ガーン

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