フォルクスワーゲンの排気ガス規制偽装問題
フォルクスワーゲンのディーゼル排気ガス偽装問題は、色々な意味で自動車業界に深刻な状況をもたらしていると思います。
オートックワンに掲載された国沢光宏さんの記事「 VWの排気ガス規制偽装問題」によると
2兆1千億円と言われているアメリカ政府への罰金を支払えば、VWは現在走っている対象車をそのまま走らせることが可能。
ちなみに2兆1千億円の根拠は、排気ガス規制未対応車に対する罰金が1台あたり450万円。それの48万台分という計算である。48万台全てを買い取るか、新車に交換か、である。二つとも前代未聞のリコール対応です。
最もコスト的に厳しいのは新車への交換だけれど、VWの生産コスト&流通コストは平均で1台あたり200万円程度。48万台全てを新車交換したって9600億円で済む。
現時点での査定額+お詫びとして5000~1万ドルのキャッシュバックを行うという手もある。
最終的に、フォルクスワーゲンがユーザーに対してどのような対応をするのかわかりませんが、「新車交換」や「キャッシュバック」の対応になったときには凄い現象が発生することが想像されます。
「新車」や「キャッシュ」目当てに、該当するディーゼル車の中古車を買いあさって一儲けする中古車業社が現れるでしょう。
その後、該当するディーゼル車の相場は暴落して廃車の道に。
クリーンなイメージの高かったフォルクスワーゲン社にとっては、歴史に残る痛い出来事となるでしょう。
早く良い方向で、解決することを望んでいます。
投稿者:Tetsu
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2015年10月3日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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フォルクスワーゲンの不正ソフト問題
フォルクスワーゲンに関するニュースで、これほど大々的に、また悪い意味でのニュースは初めてだと思います。
ドイツのフォルクスワーゲンが、アメリカで販売したディーゼル車およそ50万台に、排ガス規制を逃れるため不正なソフトウエアを搭載していた問題で、フォルクスワーゲンは調査の結果、世界でおよそ1100万台にその不正なソフトが搭載され、排ガスのデータに影響があることが分かったと発表しました。
この問題は、アメリカ環境保護局が今月18日、フォルクスワーゲンが2008年からことしにかけてアメリカで販売したディーゼル車およそ50万台に、排ガス規制を逃れるため不正なソフトウエアを搭載していたと発表したのをきっかけに明らかになりました。
その中でフォルクスワーゲンは、大多数のディーゼル車についてはこのソフトによる影響はないものの、一部の車種については、排ガスのデータが、検査を受けたときと道路を走行したときとでは食い違いが生じる影響があり、その数は世界でおよそ1100万台に上るとしています。フォルクスワーゲンのウィンターコルン会長は22日、ホームページ上でビデオ声明を発表し、「今回の不正を巡り、顧客の皆様や関係当局、そして世間の人々に心からおわびします」と述べ、陳謝しました。
また、「この問題の全容を明らかにするために、われわれは一切妥協しない」と述べ、事実関係の解明に全力を挙げる姿勢を示しました。
そのうえで、ウィンターコルン会長は「ほんの数人の過ちによって、60万人の全従業員の懸命かつ誠実な仕事ぶりが疑われるようなことはあってはならない」と述べ、組織ぐるみの不正ではなく、あくまで一部の従業員によるものだと強調しました。今回不正が発覚したフォルクスワーゲンについて、アメリカ環境保護局は、調査の結果によっては最大でおよそ180億ドル、日本円で2兆1600億円に上る制裁金を科すとしており、フォルクスワーゲンの経営が大きな痛手を受ける可能性が出ています。
この問題は「ほんの数人の過ち」と発表されていますが、真実はどうなんでしょうか。
外部からの調査や捜査が行なわれて、悪い結果にならなければいいのですが。
投稿者:Tetsu
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2015年9月24日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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BMWのディーゼル車に試乗
週末の午後、時間があったので、久しぶりにBMWへ行ってきました。目的は、評判の良いディーゼル車の試乗です。
ディーラーの方に「ディーゼルの試乗車はありますか?」と質問すると、「3シリーズと5シリーズがあります」と回答があり、さっそく試乗させてもらうことになりました。
希望は3シリーズだったのですが、他のお客様が3シリーズを試乗中だったので、5シリーズの試乗となりました。
それにしても、5シリーズは大きいですね。以前所有していたレガシィと較べても、二回りは大きく感じます。
実際運転してみると、パワフルとまでは言えませんが、十分に過不足無く走ります。
5シリーズの試乗が終わった後に、3シリーズの試乗車も帰ってきたので、続いて3シリーズの試乗もしてみました。
3シリーズだと、レガシィより一回り大きいぐらいですし、5シリーズより200kgぐらい軽量なので、かなり軽快に走行することができました。
ディーラーの方に燃費について質問したところ、長距離をエコモードで走行したら、27km/Lの燃費を記録したと聞いて驚きです。
それにしても、最近はBMWやベンツはディーゼルに力を入れているのに、日本のフォルクスワーゲンはなぜディーゼルに消極的なんでしょうか?
かつては、初代ゴルフのディーゼルモデルが、とてもインパクトがあったのに!
新型ゴルフには、ぜひディーゼルモデルをラインナップしてくださいね。
投稿者:Tetsu
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2013年11月6日 | コメント/トラックバック(2) | トラックバックURL |
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