2015年8月21日のアーカイブ

初代シャレード

私がまだ運転免許を持っていない時代に、カー雑誌を読んで「燃費」にこだわった車としてダイハツの「初代シャレード」の記憶があります。

初代シャレード

38年前の1977年に発売された「初代シャレード」のキャッチフレーズでは、「5平米カー」でした。
「5平米カー」とは、3530mm(全長)×1510mm(全幅)のサイズから生まれたキャッチフレーズです。

さらにエンジンは993ccなので「リッター・カー」で、しかも3気筒です。

車両重量は665kgなので、今で比較すると超軽量のスズキの「アルト」に近い車重です。

軽量&コンパクトなボディにリッター・カーなので、当時は抜群の低燃費な車でした。

しかし、その抜群と言われていた「初代シャレード」の燃費ですが、現在のJC08モードより緩い10モード燃費で19km/Lです。
今では、コンパクトカーで燃費19km/Lでは、燃費の悪い車です。

例えば、現在販売されているフォルクスワーゲン「up!」は、車両重量は920kgで燃費はJC08モードで25.9km/Lです。

排ガス規制や安全性能・快適性の向上など、車両重量が増えてしまう条件でさえ38年間の技術開発により、燃費性能は格段に向上しています。

このまま技術開発が進めば、実燃費で3リッターカー(100kmを3リットルの燃料で走行する車)も、普通になってしまうかも知れません。


投稿者:Tetsu

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