ピボット スロットルコントローラー 3-DRIVE
ピボット スロットルコントローラー 3-DRIVE
最近の車は、アクセルのペダルの制御が、ワイヤー式から電子式に変わりつつあります。
しかし電子式になって「アクセルレスポンスが悪い」「アクセルレスポンスが不自然だ」と言った声が出るようになりました。
そこでチューニングメーカーが、電子式のアクセルペダルの制御カーブを変更し、レスポンスが良くなったり、パワー感がアップする製品が発売されるようになりました。
さらい最近では、燃費を考慮した製品も開発され、アクセルペダルの制御カーブを「スポーツ」「エコ」等から選択したり、さらに段階的に選択できる製品も発売されるようになりました。
そこで、その中でも注目の製品Pivot社のスロットルコントローラー 3-DRIVEを試してみることにしました。
3-DRIVEパッケージ上面
Pivot社の3-DRIVEは、3-DRIVE本体と車種別専用ハーネスを入手する必要があります。
車種別専用ハーネスは、Pivot社のホームページの車種別専用ハーネス(3-DRVE)で調べることができます。
私のレガシィはBPの初期型(A型)なので、ハーネスNoは「1B」になります。
3-DRIVEの内容物
3-DRIVEの内容物を並べてみました。
大きく分類すると、コントローラー・ユニット・その他小物・取扱説明書になります。
実際に操作・表示する部分は、コントローラーとなり、非常にコンパクト(51mm×35mm×22mm)な設計となっています。
ユニットの配線
3-DRIVEの装着で一番面倒なのが、車輌側のアクセルコネクターに車種別専用ハーネスを配線することだと思います。
車種によってはアクセルペダルを外しての装着が簡単かもしれませんが、レガシィの場合にはアクセルペダルを外さずに手探りで装着可能でした。
一人で作業したので、この作業の画像は撮影できませんでした。
ユニットにはアクセルペダルからの配線、コントローラーへの配線、それと電源の配線を行います。
ユニットの設置
ユニットは通常触ることはありませんので、見えない場所に設置しても問題ありません。
私は運転席右側のカード入れの上に設置しました。
コントローラーの設置
コントローラーは、操作したり状態をモニターする必要があるので、運転席から見える場所に設置する必要があります。
但し常時操作したり、モニターする必要は無いと考え、運転席右側のカード入れの中に設置しました。
操作するときにはカード入れの蓋を開け、操作したりモニターする必要がない場合には、カード入れの蓋をすれば、3-DRIVEを装着していることすらわかりません。
初期設定とノーマルモード
まず装着したら、初期設定を行う必要があります。
数回のボタン操作と、アクセル操作だけで完了します。
nor」と表示されている状態がノーマルモードになります。
エコモード
「Ec5」と表示されていますが、この状態がエコモード5となります。
SETスイッチを押すことにより、エコモードは1から5まで選択することができます。
ちなみにエコモード5が、一番エコ(低燃費走行)なモードです。
スポーツモード
「SP7」と表示されていますが、この状態がスポーツモード7となります。
同じくSETスイッチを押すことにより、スポーツモードは1から7まで選択することができます。
ちなみにスポーツモード7が、一番スポーツ(アクセルレスポンスが高い)なモードです。
アクセル開度モニター
「A45」と表示されていますが、これはアクセル開度が45%であることを示しています。
このアクセル開度モニター、15~70%は5%単位、70~100%は10%単位で表示されます。
この機能があることは知らずに、スポーツモードでアクセルを踏むと、突然「A30」と表示されてビックリしました。
取扱説明書を読んでみると、しっかり説明されていて
取り付け作業と実際に使ってみて
取り付けに関しては、車種によって異なると思いますが、車輌側のアクセルコネクターに車種別専用ハーネスを配線する作業で、難易度が異なると思います。
アクセル部分の配線ですので、確実に行う必要があります。
その他の配線は、電源と各ユニット・コントローラー間の配線ですので、ETCの装着ができる人であれば問題なくできると思います。
その他にバックギアの配線を行い、バック時にノーマル状態にすることも可能ですが、私は配線しませんでした。
初期設定を行った後、実際に走行してみました。
一番効果のわかる「エコモード5」「ノーマル」「スポーツ7」のモードを切り替えてみましたが、ハッキリとそれぞれのモードを体感することができます。
「エコモード5」に設定しても、もともとレガシィはパワーがあるので、そんなに遅いとも感じません。(普段、ムーヴに乗っているからかも?)
「スポーツ7」に設定すると、さすがにアクセルレスポンスが高くなりますが、想像していた「危険な加速感」ではなく、ブーストアップでもしたかのような感じです。
3-DRIVEを装着しても、エンジンパワーが上がるわけでも、燃焼効率が良くなるわけでもありません。
しかしアクセルペダルの制御カーブを変えることにより、誰にでもスポーツやエコを体感することができます。
特に私のように、初期型のレガシィをお乗りになっている方は、最新型のレガシィのSI-DRIVEと同じような効果を体感できるのでお勧めいたします。
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2008年12月 9日|
カテゴリー:電子パーツ