Pivot(ピボット) スロットルコントローラー「3-drive・AC」は、超便利!
私のレガシィはA型で、その後のマイナーチェンジで装備されるようになった「SI-DRIVE」が無いモデルなので、「3-drive」を装着することにより「SI-DRIVE」と同等、いや「SI-DRIVE」以上の変化を楽しむことができたので、とても満足していました。
しかし、最近になりスロットルコントローラーに、オートクルーズ機能を組み込んだ製品が発売されるようになりました。
それは、パワーエンタープライズの「i-accel」です。
私のレガシィには、オートクルーズを装着していないので、一時はレガシィのオートクルーズ車用の部品を注文して、改造してオートクルーズを装着しようとまで考えていました。
しかし、オートクルーズ車用の部品の入手が難しいとか、エアバッグ付きのステアリングを外す作業の必要などがあり、オートクルーズの装着は半分諦めていました。
2010年2月頃、Pivot社がオートクルーズ機能付きのスロットルコントローラー「3-drive・ AC」の発売予定を聞き、これであれば車種別専用ハーネスも流用できそうなので、4月の発売を楽しみに待っていました。

4月に「3-drive・AC」が発売されたときには、ブレーキスイッチ配線をさらに簡単にカプラーオンできる「ブレーキハーネスキット」も発売されたので、こちらもセットで入手して装着しました。
「3-drive・AC」と「ブレーキハーネスキット(BR-4)」

今まで使用していた「3-drive 2008年モデル」よりも、さらにパッケージが小さくなっています。
いつもながら、Pivot社製品のパッケージングはお洒落です。
「3-drive・AC」の内容物

「3-drive・AC」本体は、かなり小さくなっています。
その他には、セットスイッチやスタンド、装着用の小物部品、さらに検電テスターまで付属さ れています。
「3-drive・AC本体」と「セットスイッチ」

「3-drive 2008年モデル」では、コントローラー・ユニット(本体)とコントローラー(表示・操作部)に分かれていたのですが、「3-drive・AC」の本体のサイズは今まで使用していたコントローラー・ユニット(本体)とあまり差がありません。
オートクルーズのセットや解除を行う「セットスイッチ」は別体となっていて、直径22m厚さ10mmのボタンです。
「ブレーキハーネスキット(BR-4)」の内容物

「ブレーキハーネス」と「オスギボシ×2」と「オススリーブ×4」が入っていました。
実際に装着する前には、車種に合わせて「3-drive・AC本体」から出ているコードに「オスギボシ」を圧着する必要があります。
すでにアクセルコネクターに装着している「車種別専用ハーネス」はそのまま使用できるので、別途購入する必要はありません。
装着後の「3-drive・AC本体」と「セットスイッチ」

オートクルーズの「セットスイッチ」は、ちょうどその上の予備スイッチの部分に貼り付けました。
3モードとオートクルーズモード

右下の画像がオートクルーズ時の表示ですが、走行中にしか表示されないので、Pivot社のホームページに掲載されている画像です。
CAMPでの燃費計測結果

高速道路約40kmの走行したときの燃費をHKS社のCAMPで計測しました。
Bがオートクルーズを使用していない燃費(12.2km/L)で、Cがオートクルーズを使用したときの燃費(12.5km/L)です。
「3-drive・AC」の取り付け作業と実際に使ってみて
「3-drive・AC」の装着ですが、車種によって難易度が異なります。
必要な配線は、アクセル部に車種別専用ハーネス(別売品)をアクセスコネクターに割り込ませるのと、ブレーキスイッチからの電源とブレーキ信号(これは、ブレーキハーネスキットでも配線可能)、車速信号(車速パルス信号)、アース、リバース信号(省略可)です。
私のレガシィはすでに車種別専用ハーネスを取り付けていたので、ブレーキハーネスキットと、車速信号とアースのみ行いました。
愛車のインパネの取り外しや、信号の取り出しなどができるかただあれば、ご自分で装着は可能だと思います。
「3-drive・AC」には、丁寧に「検電テスター」が付属しているので、ブレーキ信号などの確認などに使用すれば良いと思います。
オートクルーズの速度をセット・解除するための「セットスイッチ」は、車種によってはウインカーのレバーの裏側に装着することもできる車種(例:ワゴンR,プリウス、フィット等)もあります。
これは別売の「レバー用スペーサー(税込1,000円)」を使用するのですが、愛車のレバーの直径を測定して装着可能であれば、スマートに装着することができます。
私はインパネの右下に装着しましたが、特に使いにくいことはありませんでした。
ただし、初めて夜間高速道路を走行したときは、「セットスイッチ」の場所がわからず悩みましたが、これは慣れで解決すると思います。
要望を言えば、スイッチ自体がLED等の照明で光るようであれば、より目立って使いやすいと思います。
「3-drive・AC」を装着したら、何点かの初期設定が必要ですが、これは簡単に設定を行うことができます。
感心したのは「オートクルーズレベル調整」機能があることです。
通常は何も設定する必要はありませんが、車種によっては上り坂で一時的に下がった速度を設定速度に戻す時間を 早く戻したり、ゆっくり戻した方が、自然な場合があります。
取扱説明書には、車種別の設定例も記載されているので「オートクルーズレベル調整」の設定を行うと、より自然なオートクルーズができるはずです。
装着後テスト走行を行いました。
今回はスロットルコントローラーの機能自体の紹介は省略し、オートクルーズの機能を中心に説明します。
オートクルーズは約30~140km/hの範囲で、セットが可能となっているようです。
国産車に標準されているオートクルーズは、確か110km/h迄しか設定できないのですが、これでは実際には流れの速い高速道路では不十分だと思います。
その点「3-drive・AC」では、約140km/hまで設定可能なので、利用価値が高いと思います。
実際にオートクルーズを使用してみましたが、オートクルーズをセットすると車が設定した速度で自動的に走行するので、最初は慣れないと何だか車に乗せられているような感覚です。
加速したいときにはアクセルを踏めば加速し、離せば設定した速度で再度オートクルーズします。
フットブレーキを踏むとすぐに解除されるので、オートクルーズを使用しても危険なことは無いはずです。
今まで高速道路を長時間運転していると、足首の関節が固まってしまい、かなり痛みを感じることが多かったのですが、オートクルーズを使用すれば、このような痛みを感じることもなくなると思います。
せっかく「3-drive・AC」を装着したので、オートクルーズ機能を使った燃費テストをしてみました。
走行距離はやく40kmの高速道路で、できるだけ100km/hの速度で走行します。
行きはオートクルーズを使用せず、自分の足で100km/hの速度を維持し、帰りはできるだけオートクルーズでの100km/h走行を行います。
燃費などの計測は、HKS社のCMPで計測しました。
結果は、以下の表の内容となりました。
オートクルーズ |
走行距離 |
消費燃料 |
燃費 |
平均速度 |
標高 |
なし |
40.3km |
3.3L |
12.2km/L |
91.8km/h |
18m |
あり |
40.0km |
3.2L |
12.5km/L |
92.1km/h |
10m |
オートクルーズを使用した方が、0.3km/L(約2.5%)燃費が良い結果となりました。
以外と差が出なかったのは、100km/h以下の速度で走行している車を追い越すために、行きも帰りも約90km/h~120km/hの範囲の速度で走行したからだと考えられます。
100%オートクルーズを使用しての100km/hの走行ができたならば、結果は異なっていた可能性があります。
また調べてみたら標高に8mの差がありました。
つまり、行き(オートクルーズなし)の方は下り坂、帰り(オートクルーズあり)は上り坂となります。
テストに使用したコースは、多少のアップダウンはありますが、あまり高低差(標高)は無いと思っていたのですが、GoogleEarthで調べてみると差があることがわかりました。
なので、今回の燃費計測の結果は、正確なテスト結果ではありませんので、あくまで参考までとしてください。
オートクルーズを使用してみて感じたことは、高速道路のわずかなアップダウンで、他の車は速度が上がったり下がったりしていることです。
よく坂道やトンネルの手前で自然渋滞が発生することがありますが、これはドライバーが無意識でスピードを落としているからだと思います。
もし全ての車にオートクルーズが装着されていたら、このような自然渋滞も少なくなるかもしれませんし、装着車の燃費も向上すると思います。
あと気が付いたのは、100km/hピッタリで走行している車を見つけたのですが、その車は高級車でした。
おそらく、この車もオートクルーズを利用しているのではないかと思います。
実際に装着しての要望なのですが、最初に装着したとき、車速信号の取り出しが間違っていて、オートクルーズ機能が動作しませんでした。
車速信号が正しく接続されているかが確認できるように、装着後は使用することはないと思いますが、車速の表示機能があれば、配線間違いを確実に見つけることができると思いました。
最後に、スロットルコントローラーにオートクルーズ機能が付き、本体価格が 22,000円(税込)は買いだと思います。
スロットルコントローラーだけだと、誰にでもお勧めすることはできなかったのですが、オートクルーズ機能が追加されたことで、利用価値が確実に増えます。
Pivotさん、私を含めてですが「初期型の3-drive」を購入した方は、大変羨ましがると思いますよ。
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2010年4月14日|
カテゴリー:電子パーツ
ピボット スロットルコントローラー 3-DRIVE
ピボット スロットルコントローラー 3-DRIVE
最近の車は、アクセルのペダルの制御が、ワイヤー式から電子式に変わりつつあります。
しかし電子式になって「アクセルレスポンスが悪い」「アクセルレスポンスが不自然だ」と言った声が出るようになりました。
そこでチューニングメーカーが、電子式のアクセルペダルの制御カーブを変更し、レスポンスが良くなったり、パワー感がアップする製品が発売されるようになりました。
さらい最近では、燃費を考慮した製品も開発され、アクセルペダルの制御カーブを「スポーツ」「エコ」等から選択したり、さらに段階的に選択できる製品も発売されるようになりました。
そこで、その中でも注目の製品Pivot社のスロットルコントローラー 3-DRIVEを試してみることにしました。
3-DRIVEパッケージ上面
Pivot社の3-DRIVEは、3-DRIVE本体と車種別専用ハーネスを入手する必要があります。
車種別専用ハーネスは、Pivot社のホームページの車種別専用ハーネス(3-DRVE)で調べることができます。
私のレガシィはBPの初期型(A型)なので、ハーネスNoは「1B」になります。
3-DRIVEの内容物
3-DRIVEの内容物を並べてみました。
大きく分類すると、コントローラー・ユニット・その他小物・取扱説明書になります。
実際に操作・表示する部分は、コントローラーとなり、非常にコンパクト(51mm×35mm×22mm)な設計となっています。
ユニットの配線
3-DRIVEの装着で一番面倒なのが、車輌側のアクセルコネクターに車種別専用ハーネスを配線することだと思います。
車種によってはアクセルペダルを外しての装着が簡単かもしれませんが、レガシィの場合にはアクセルペダルを外さずに手探りで装着可能でした。
一人で作業したので、この作業の画像は撮影できませんでした。
ユニットにはアクセルペダルからの配線、コントローラーへの配線、それと電源の配線を行います。
ユニットの設置
ユニットは通常触ることはありませんので、見えない場所に設置しても問題ありません。
私は運転席右側のカード入れの上に設置しました。
コントローラーの設置
コントローラーは、操作したり状態をモニターする必要があるので、運転席から見える場所に設置する必要があります。
但し常時操作したり、モニターする必要は無いと考え、運転席右側のカード入れの中に設置しました。
操作するときにはカード入れの蓋を開け、操作したりモニターする必要がない場合には、カード入れの蓋をすれば、3-DRIVEを装着していることすらわかりません。
初期設定とノーマルモード
まず装着したら、初期設定を行う必要があります。
数回のボタン操作と、アクセル操作だけで完了します。
nor」と表示されている状態がノーマルモードになります。
エコモード
「Ec5」と表示されていますが、この状態がエコモード5となります。
SETスイッチを押すことにより、エコモードは1から5まで選択することができます。
ちなみにエコモード5が、一番エコ(低燃費走行)なモードです。
スポーツモード
「SP7」と表示されていますが、この状態がスポーツモード7となります。
同じくSETスイッチを押すことにより、スポーツモードは1から7まで選択することができます。
ちなみにスポーツモード7が、一番スポーツ(アクセルレスポンスが高い)なモードです。
アクセル開度モニター
「A45」と表示されていますが、これはアクセル開度が45%であることを示しています。
このアクセル開度モニター、15~70%は5%単位、70~100%は10%単位で表示されます。
この機能があることは知らずに、スポーツモードでアクセルを踏むと、突然「A30」と表示されてビックリしました。
取扱説明書を読んでみると、しっかり説明されていて
取り付け作業と実際に使ってみて
取り付けに関しては、車種によって異なると思いますが、車輌側のアクセルコネクターに車種別専用ハーネスを配線する作業で、難易度が異なると思います。
アクセル部分の配線ですので、確実に行う必要があります。
その他の配線は、電源と各ユニット・コントローラー間の配線ですので、ETCの装着ができる人であれば問題なくできると思います。
その他にバックギアの配線を行い、バック時にノーマル状態にすることも可能ですが、私は配線しませんでした。
初期設定を行った後、実際に走行してみました。
一番効果のわかる「エコモード5」「ノーマル」「スポーツ7」のモードを切り替えてみましたが、ハッキリとそれぞれのモードを体感することができます。
「エコモード5」に設定しても、もともとレガシィはパワーがあるので、そんなに遅いとも感じません。(普段、ムーヴに乗っているからかも?)
「スポーツ7」に設定すると、さすがにアクセルレスポンスが高くなりますが、想像していた「危険な加速感」ではなく、ブーストアップでもしたかのような感じです。
3-DRIVEを装着しても、エンジンパワーが上がるわけでも、燃焼効率が良くなるわけでもありません。
しかしアクセルペダルの制御カーブを変えることにより、誰にでもスポーツやエコを体感することができます。
特に私のように、初期型のレガシィをお乗りになっている方は、最新型のレガシィのSI-DRIVEと同じような効果を体感できるのでお勧めいたします。
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2008年12月 9日|
カテゴリー:電子パーツ
ピボット マルチゲージ X3
ピボット マルチゲージ X3
2007年の春、Pivot社からマルチゲージ X3・X3Rが発売されました。
この製品は、車両の故障診断コネクタにカプラーを差し込むだけで、3種類のメーターとして働く製品です。
X3は、エンジン回転・水温・ブースト、 X3Rは、エンジン回転・水温・AT油温またはバッテリー電圧を 表示することができます。
故障診断コネクタを利用したメーター類は、私が知っている限り、テクトム社の燃費マネージャーがきっかけで、最近では他社からの同様な製品が発売されています。
私がX3に注目したのは、ブーストが表示でき、かつアナログメーターであることです。
なぜなら、他社のほとんどの製品はデジタル表示です。
エンジン回転やブーストなどの表示は、やはりアナログメーターの方が視認性が良く、また見た目もスポーティーに見えるからです。
早速私のレガシィBP5の装着を検討したのですが、残念なことにBP/BLのレガシィにX3は正式対応していないことが判明しました。
待つこと約半年、2007年10月にBP/BLのレガシィにもX3が正式対応したことを知り、早速装着しました。
【注意】Pivot社に確認した所、発売当初のX3でも対応しており、今回は配管タイプのプースト計とX3のブースト表示に差が無いことを確認し、正式対応とされたそうです。(2007/10/15)
X3パッケージ上面
コンパクトなパッケージを使用しており、
透明部分から実際にX3のメーターを見ることができます。
X3の内容物
左上から、メーター本体・バンドホルダー・取扱説明書(対応車種表)・カプラーコード・小物類(ヘキゴサンレンチ・両面テープ・クッションテープ)・保証書です。
レガシィBP5の故障診断コネクタ
運転席ダッシュボードの右下・ボンネットオープナーの左側にあります。
故障診断コネクタにカプラーを接続
故障診断コネクタは暗くて見えにくい場所にあるので、手探りで接続しました。
故障診断コネクタには向きがあるので気をつけて装着してください。
X3では故障診断コネクタ内の3端子しか使用していないようです。
カプラーコードを隠す
カプラーコードの長さは長めになっているので、コードが余ります。
余ったコードはダッシュサイドパネル内に隠しました。
BPレガシィの場合、フロントピラーのパネルとダッシュサイドパネルは工具無しで外れますので、一旦パネルを外してコードを隠すと、見た目がすっきりと装着できます。
X3メーター本体を取り付ける
X3メーターは運転席側のフロントピラー近くのダッシュボードに取り付けました。
メーター本体をバンドホルダーにセットし、付属の両面テープでダッシュボードに貼り付けるだけです。
付属のヘキゴサンレンチでメーターの角度を調節することができます。
装着全体画像
レガシィのメーターパネルを含む装着全体画像です。
メーターの色もマッチしていて、さほど違和感はありません。
X3メーター後ろ側
フロントガラス越しに後ろ側を撮影してみました。
1本のケーブルが出ているだけで、このケーブルをフロントピラーとダッシュボードの間を通しているので、ケーブルはあまり露出せずに装着できました。
X3メーター夜間照明
X3メーターは昼夜関係なく、イルミ(文字板照明)は点灯しています。
昼間はあまり気が付きませんが、夜見るとイルミが綺麗で、視認性もバッチリです。
取り付け作業と実際に使ってみて
取り付け作業は、ケーブルなどの取り回しを考えなければ、5分ほどで終了します。
実際の作業は、故障診断コネクタにカプラーを接続するのと、両面テープでX3メーター本体の取り付けだけですから。
必要な工具はヘキゴサンレンチだけで、製品に付属しています。
私の場合は、ケーブルの取り回しを検討しながら装着しましたので、画像の撮影を含めても1時間ほどで終了しました。
やはり、故障診断コネクタにカプラーを接続するだけと言う、配線が簡単なのが作業時間の短縮になりました。
動作確認も何も問題なく終了し、とりあえず停止した状態で、エンジン回転、水温、ブーストの表示確認をしました。
X3にはシフトポイントの設定機能もありますので、とりあえず7000回転に設定しておきました。
ブーストメーターの気圧補正機能もありましたが、私の住んでいる地域では不要と判断し、何も設定はしていません。
エンジンが温まったのを確認し、早速試乗&メーター動作確認です。
私の主な目的はブースト圧の表示ですので、ブーストモードに切り替えておきます。
交通量の少ない広い道に出て、フルスロットルで加速してみると、メーターがピークで10~11の値を示しました。
ブーストメーターの単位は×Kpaなので、10000~11000Kpaとなります。
以前はブースト圧を kgf/cm2の単位で表現していました。
1kgf/cm2=98.07kPaの関係となりますので、kgf/cm2の単位で計算すると、1.020~1.122kgf/cm2となります。
レガシィBPのブースと圧は、ノーマルで1.10~1.15kgf/cm2ぐらいと聞いたことがあるので、私のレガシィの場合は、この範囲内であることがわかり安心しました。
ブーストメーターを見ながら走行していると、ゆっくりとした普通の走行では、ほとんどブーストがかからない状態で走行していることがわかりました。
ちょっと前方が空いたとき、グッっとアクセルを踏むと、ブーストメーターの針がメカニカルな動き(ステッピングモーターを使用)で動作し、ドライブが楽しくなります。
しかしこんな走りばかりしていると、当然燃費が低下するので、少し控えめにしておきます。
ブーストメーターや詳細な水温を手軽に知りたい方には、X3マルチゲージをオススメします。
<オススメポイント>
何と言っても取り付けが、超簡単!取り付け工具を別に用意する必要もなし。
メーターのデザインも視認性もバッチリ!夜間はイルミがとても綺麗。
キーON時のオープニングデモ、最初に数回マイナス方向に針がカチカチと動き、続いてレガシィのメーターの様に針がピークまでビヨ~ンと動作します。
比較的低価格。定価は23,940円(税込)ですが、安いショップを探せば、20,000円以下で手に入れることができます。(楽天での最安値を調べる)
<ちょっと気になったポイント>
ぜひ追加して欲しい機能は、ブーストのピークホールド機能です。
加速している最中に、目視でピークのブーストを確認するのは、やはり難しいです。
カプラーコードの末端の処理ですが、赤白黒の3本の線が見えるのがチョット。
ほんの些細なことですが、目立たない黒色で、内部の線が見えない処理をしてほしかった。
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2008年10月19日|
カテゴリー:電子パーツ
ピボット e-nenpi
コンパクト燃料計e-nenpi
e-driveの販売が好評のPIVOTから、待ちに待ったe-nenpiが発売されました。
e-driveは、車速センサーのみでエコ運転を促す装置でしたが、e-nenpiは車速センサーに加えてインジェクター信号から実際の燃費を表示することができる装置です。
最近の車では燃費計が標準装備されている車種もありますが、古い車や燃費計が装備されていない車をお持ちの方には、コンパクト&低価格な商品なので期待が持てる商品です。
同じような機能を持った商品として燃費マネージャーもありますが、サイズも大きくまた価格も高くなります。
実際の車への装着ですが、e-driveよりも少し敷居が高くなります。
と言うのは、インジェクター信号の取出しが、車速センサーに比べると難しいからです。
私のレガシィに装着しましたが、ECUユニットのコネクタから信号を取り出す必要があり、多少なりとも車いじりになれている必要があると思います。
商品内容
これだけの商品がパッケージの中に入っています。
取扱説明書
車種別の車速センサーとインジェクター信号の説明も付属しています。
e-nenpiを装着
e-driveと同一のケースを使用しているので、非常にコンパクトです。
e-nenpiのアップ画像
本当に小さいです。本体サイズ 20×60×50mm(奥行き)
燃費を表示させる
瞬間燃費、平均燃費、積算燃費などの表示が可能です。
アイドリング消費
面白い機能として、アイドリング時のガソリン消費量も表示できます。
e-nenpiを実際に使用しての印象
実際に使用しての印象ですが、e-driveと同じく2個のボタンのみでの操作となりますので、操作性は慣れるまで苦労します。
しかし一旦設定が完了すれば、普段使う機能は多くないと思いますので、大きなデメリットにはならないと思います。
私のレガシィには燃費計が標準装備されていますが、満タン法で計測した燃費と比較すると、5%~10%ほど甘めの表示となります。
なぜ甘めの表示となるのか、これはメーカーが意識して設定しているのか知りませんが、納得いかない部分です。
しかしe-nenpiですと、実際の満タン法で計測したデータと合わせて調整することができますので、精度の高い燃費を計測することができます。
しかしe-nenpiのメリットは、やはりコンパクトなサイズです。
車内色々なアクセサリーを装着して、それが目立つのを好む人であれば問題ないですが、やはりスマートに装着したい人も多いと思います。
その点e-nenpiは、大きなアドバンテージとなると思います。
惜しまれる点は、e-nenpiとe-driveの両方の機能が欲しい場合には、両方を装着する必要があることです。
せっかく車速センサーを取り込んでいるので、e-nenpiにe-driveの機能も実現して欲しいです。
でも両方の機能を詰め込むとなると、2個のボタンで行なう操作が、さらに複雑になるかもしれません。
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2007年11月18日|
カテゴリー:電子パーツ
ピボット e-drive
噂のe-driveを体験する
少し前から、ピボットの「e-drive」が気になっていました。
9,800円の低価格なので、「これでは、燃費マネージャーは売れなくなるな」と思っていたのですが、よくよく調べてみると「燃費マネージャー」とは異なる製品であることがわかりました。
燃費マネージャーは車の各種センサから入手したデータから、スピードはもちろん、消費燃料を計測して燃費などを表示する製品です。
e-driveは車の車速パルスのデータから「燃費に悪影響が出る運転を警告し、燃費を向上させる運転を知らせる」製品です。(2006年2月発売予定のe-nenpiでは、消費燃料も計測する予定?)
つまり車速パルスから、車のG(加減速)を計算して、急発進や急ブレーキをドライバーに知らせ、結果として燃費が良い運転となるわけです。
さっそくe-driveを入手してみました。
届いてみてビックリしたのが、e-driveのサイズの小ささです。
小さなマッチ箱を2つ重ねたぐらいの大きさで、取扱説明書によると横幅60mm×高さ20mm× 奥行50mmです。
ボディはプラスチックでできており非常に軽く、本体の裏からは1本の線(シガーライター接続用電源と車速パルス用)が出ているだけです。
取り付けは愛車の車速パルスの取出しができれば、いたって簡単です。
取扱説明書にも、車種別の車速パルスの取り出し方が書かれていますが、心配な方は車を購入したディーラーに聞いて見られることをお勧めします。
私もディーラーで内装の外し方などを教わり、親切にもメカニックの方はパーツの構成図や配線図のコピーを頂きました。
このコンパクトなe-driveですが、エコドライブの表示はもちろん、車速や使用燃料やかかったコスト(燃料代)を表示することができます。
ここで注意して欲しいのが、使用燃料やかかったコストはあくまで計算値であり、実測値ではありません。
なぜなら、e-driveは車の車速パルスのデータしか入力されていないからです。
e-driveの設定に平均燃費と燃料代(1Lの燃料代)がありますので、このデータと走行距離から計算しているものと思われます。
ちなみにe-driveが持っている表示機能としては、(1)ドライビングモニター、(2)エコランモニター、(3)スピードメーター、(4)トリップメーター、(5)ガソリン代、(6)ガソリン量、(7)全走行運転採点、(8)走行時間表示 などがあり、結構楽しめると思います。
e-driveパッケージ
コンビニで売られても良いような、お洒落なパッケージです。
e-driveの外観
パッケージから取り出してみました。
欲を言うと、白色だけでなく、黒色やシルバーのバリエーションが欲しいですね。
シガープラグとの比較
シガープラグと比較するとわかると思いますが、本当にコンパクトです。
e-driveの装着
コンパクトなので、メータパネルの中に装着しました。
メーターの視認性に影響も無く、また車内の雰囲気を壊すこともありません。
e-driveの装着のアップ
本当にコンパクトです。
左側に見えるのが、電源と車速パルスのケーブル(一体)です。
テスト結果(CAMP情報)
Bのデータが、e-drive未使用。Cのデータが、e-drive使用時のデータです。
何と、1.1km/Lも燃費が良く、率にすると約12%の燃費向上!
全走行運転採点
2日目の全走行運転採点です。
85点では、まだまだ修行が甘いかも。
e-driveで燃費テスト実施
さてテストですが、往復 約36kmの通勤を使用して燃費の比較を行なうことにしました。
レガシィにも平均燃費を表示する機能がありますが、私の車にはHKS社のCAMPを取り付けていますので、CAMPで区間走行距離と使用燃料、燃費を計測することにします。
まずは、2日間はe-driveの表示をスピードメーター(デジタル車速計)とし、また燃費の悪い運転をするとアラーム音が鳴る設定をOFFにして、通常通り通勤しました。
レガシィの瞬間燃費計やECO表示を気にしながら運転する癖がついていますので、当然急発進などはせずに私なりのエコ運転を行ないました。
このとき思ったのが、e-driveのデジタル表示による速度計だけを考えても、9,800円って安いと感じました。
さて続いての2日間は、e-driveの表示をドライイビングモニターとし、アラーム音が鳴る設定をONにしてテストをしました。
車を発進させるとすぐに「ピ・ピ・ピ」とアラーム音が鳴ります。
私としては急発進ではなく、ゆっくり発進しているつもりなのですが、e-driveはアラーム音を発します。
気を取り直して、「e-driveに怒られないよう」スムーズな発進を心がけます。
前方の信号が赤に変わり、ブレーキを少し強めに踏むとまた「ピ・ピ・ピ」とアラーム音が鳴ります。
急ブレーキを踏むと燃費が悪くなることは無く、また最近のエンジンではエンジンブレーキを使用すると燃料カットが働きますので、逆に燃費が良くなることもあります。
e-driveとしては「急に減速するような運転はせずに、一つ前の信号も気にかけて、早めにアクセルオフしなさい」の意味で急な減速も警告を発するようです。
しかしこれも別の面から考えると、加減速Gを抑えた走行となりますので、同乗者にもやさしい運転となり、家族や恋人にも喜ばれるのではないでしょうか。
e-driveはアラーム音を発するだけでなく、エコ運転の採点機能があります。
これは発進してから停止するまでの、エコ運転度を点数(100点満点)で表示します。
信号待ちなどで停止したとき、100~90点までならGood,89~30点であればNor(Noramal)、29点未満だとBadの表示が出ます。
社会人になって、点数を付けられる機会が少なくなった私にとっては、少し新鮮な感じです。
停止するたびに「今回は何点かな?」期待しながらのアクセルワークになりました。
初日の朝の通勤では100点を出すことはできませんでしたが、夜の帰路では何とか状況によっては、100点を出すことができるようになりました。
さて肝心のテスト結果ですが、
e-drive未使用:71.8km 8.2L 8.7km/L 平均車速 36.3km/h
e-drive使用 :71.8km 7.3L 9.8km/L 平均車速 36.2km/h 燃費向上 1.1km/L
何とe-drive使用時の燃費が未使用時の燃費と比較して1.1km/Lも良く、率にすると約12%の燃費向上です。
私としては、e-driveは無くても今まで燃費を気にして運転していたので「e-driveを使用しても、あまり燃費は変わらないだろう」と思っていたのですが、嬉しいような自信を無くしたような微妙な感じです。
しかもここで注目して欲しいのが、テスト時の平均車速です。
同じ時間帯の通勤であることから、平均車速はほぼ同じ値が出ていますので、テスト時の渋滞などの状況は、ほぼ同じだったことを 表していると思います。
ちなみにテスト実施時期は、1月中旬で外気温は1~5度程度であり、クルージング速度は50~70km/hで走行しました。(テスト期間は、雨や雪などは降っていません)
車速パルスのデータからの加減速Gから、省エネ運転を教えてくれるe-driveの発送と効果に本当にビックリしました。
<メーカー様への希望>
(1) 本体の色ですが、白色以外に黒色やシルバーのバージョンを増やして欲しい。
(2) アラーム音が鳴る警告レベルを Hi(高)/Mid(中)/Low(低)等のように選択できるようにして欲しい。おそらくマニュアル車等では、発進時にアラーム音が鳴らない発進をするのは、難しいのではないでしょうか。
(3) 設置をさらに簡単にするために、車両の国際規格コネクタに接続するタイプを用意して欲しい。
わずか9,800円で永久的に効果があるグッズですので、皆さん一度使って見られたらどうでしょうか。
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2006年3月11日|
カテゴリー:電子パーツ