SIMマフラー交換
レガシィのマフラー交換
レガシィを購入して、約2年が経過しました。
色々なパーツを交換に興味が出てきたのですが、まずはマフラー交換を考え、雑誌やインターネットで各メーカーのマフラーを調べてみました。
選択の基準として、(1) まず静かであること(爆音系は駄目)、(2) ルックスが良いこと、(3) できればセンターマフラーから交換であること、(4) 燃費一番を運営しているので燃費が悪くならないこと、等を条件で調べてみました。
フジツボやアペックス、ブリッツ等の有名メーカーがお決まりのパターンなのですが、インターネットで探してみると「静かで」「燃費が良い」とのマフラー(アイレーシングのSIMマフラー)を見つけました。
SIMマフラーとは「特許申請中の超サイレント」なマフラーで、ホームページ上には「アイドリング時には排気音がほとんどなく、近接騒音も純正マフラーと同等もしくはそれ以下(81dB以下)に設定している超サイレントなマフラーです。純正マフラーとは、音質(スポーツマフラー独特の低音の響き)はもちろんのこと、トルク,パワー,燃費の良さに違いがあります。エンジンの吹き上がりがスムーズですので、純正マフラーや他のスポーツマフラーにあるアクセルOFF時の吹き返しの音もないので、スムーズに伸び、加速にもかなり違いがあります(アイレーシング様の引用許可済み)」と説明があります。
(1) 静かさ、(3) センターマフラー交換、(4) 燃費が良いの条件をクリアしており、良く調べてみると (2) のルックスも「テールエンドはすべて二重管で仕上」となって、全て合格です。
スポーツマフラー(砲弾型)の中には、テールエンドはパイプをそのままカットした形状の物があり、リヤバンパーを見ると排気熱の影響か、マフラーの周りが変色している車を見かけます。
私のイメージするレガシィは、そこまでレーシングなイメージを持った車を考えていないので、やはりバンパーの焼けの無いテールエンドが希望でした。
早速メーカーのアイレーシングに連絡してマフラーを選んだのが「レガシィ セミステンレス 左右出し SIMマフラー 車検適合品」です。
フルステンレスもあったのですが、コストパフォーマンスを考えて、セミステンレスを選択しました。
リヤのマフラー(サイレンサー)部はステンレスで、その他のセンターパイプ等は錆びにくいアルスターが使用されています。
商品を注文すると、3日程で注文した商品が届き、週末に近所のショップにマフラーを持ち込んで装着してもらいました。
純正マフラーをリヤから見る
交換前のジャッキアップされた姿です。
純正マフラーも比較的太く、テールエンドはマインズの形状に似ています。
SIMマフラーの構成
純正マフラーはセンターパイプとサイレンサー(左右)の3つのパーツですが、
SIMマフラーはセンターパイプが2分割となっており、計4つのパーツ構成となっています。
純正マフラーの取り外し
純正のマフラー(サイレンサー)を外したところです。
センターマフラーが重い?ので、ジャッキで支持させているようです。(マフラー交換には立ち会っていないので、私の想像です)
センターマフラー前部取り付け
センターマフラーの前部を取り付けたところです。
素材はアルスターなので、色は黒色です。
センターマフラー後部取り付け
センターマフラーの後部を取り付けたところです。
ここで左右のマフラー(サイレンサー)に分かれます。
マフラー取り付け完了
左右のマフラー(サイレンサー)を取り付けて、マフラー交換完了です。
テールエンドの直径は115mmなので、見た目はかなり太い(迫力)です!
下部からマフラーを見る
マフラーを下部から撮影してみました。
ステンレスなので、ピカピカです。
JG-SIMのロゴのアップ
テールエンドに刻み込まれた「JG-SIM」のロゴのアップです。
形状は斜めカットなので、レーシーと言うよりは、スポーティーな形状です。
さて、マフラー交換後のフィーリングは?
ショップへマフラー交換されたレガシィを取りに行くなり、ショップの方が「静かなマフラーですね」と言ってくれました。
交換当日(土曜日)はもう夕方だったので、マフラー交換されたレガシィは、大人しく自宅のガレージに戻ってきました。
翌朝、エンジンが冷えている状態でをかけてみると、結構勇ましい音がします。
これは、純正のマフラーでも冷間時のアイドリングが高めなので、純正でも最初はびっくりするほどの音だったので、それが一回り音が太く、低音になった感じです。
「う~ん、マフラー交換したんだ!」ってな実感です。
早速、息子を助手席に乗っけて、20km程のドライブ(ラジコンレース観戦)に行きました。
加速時には、純正より一回り太く、低いサウンドを奏でてくれ、一定走行状態になると非常に静かで、クルージングで疲れるなどのことは無い音量です。
社内のこもり音も気にならず、後席に座った妻に「うるさくなった?」と聞いてみましたが「わからない」との返事で、マフラー交換で家族から非難を浴びる事もなさそうです。
マフラーのサウンドはどんな感じかと説明すると、外車(特にヨーロッパ車)の圧縮比が高いエンジンで、シリンダー内の燃焼音が心地よいサウンドとして発しているとでも表現しましょうか。
若い頃、プジョー205Gti(1600ccNA)を購入したとき、純正マフラーでも結構良い音がしていたのですが、その時の音を思い出しました。(結局205は、触媒レスのANSAに交換しましたけど)
エンジンフィーリングに関しては、まだ高回転まで回したり、ワインディングを走行していませんのでハッキリとはいえませんが、低速トルクが細くなるようなことは無く、むしろ常用仕様域の1,000~2,500回転では運転しやすくなった感じです。
さて、燃費の変化は?
レガシィ(BP5)の場合、トリップAとトリップBがあり、それぞれのトリップ別に平均燃費を表示することができます。
この燃費計はかなりあまい表示なのですが、燃費の変化の目安になると思います。
そこで、マフラー交換時にトリップメーターの「B」をリセットして、初回給油時に燃費の変化を計算してみました。
満タン給油トータル走行
トリップ:A 走行距離:557.1km 燃費:9.6km/L 消費量:58.03L 満タン給油トータル走行
マフラー交換後
トリップ:B 走行距離:239.4km 燃費:9.9km/L 消費量:24.18L マフラー交換後
上記内容から、マフラー交換前の燃費を計算すると、
走行距離(557.1km-239.4km=317.7km)、消費量(58.03L-24.18L=33.85L)となり、燃費は(317.7km/33.85L=9.39km/L)となります。
つまり、マフラー交換前の燃費が9.39km/Lで、交換後の燃費は9.9km/Lとなり、燃費は0.51km/L向上していることとなり、率で言うと5%の向上です。(注意:本データはレガシィに標準装備されるトリップメーターと燃費計からの計算であり、実際の給油量から計算すると、燃費のデータは交換前後とも約7%あまいデータとなっています)
マフラー交換前の期間が約10日間で、マフラー交換後の期間は約7日間で、走行距離の80%が毎日の通勤です。
また、マフラー交換後(11月12日)から急に寒くなったので、毎日の通勤時にエンジンが冷えていることが実感でき、燃費にとっては悪い条件と考えられます。(今までのデータでも、冬場は燃費が悪い)
走行条件が全く同じではなく、ごく短期間のテスト結果ですが、マフラー交換による燃費向上のデータは得られたようです。
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2005年11月26日|
カテゴリー:エンジン